笑いをとる話

関西の学会からかえってきました。

この機会に懐かしい方々に会え、また楽しい思いでづくりができました。
おいしいものもたくさん食べられて、満足です。

仕事のほうは、新しい論文集の出版にあわせて、
宣伝ともりあげのために「新しい郷土研究を目指して」というような感じでグループ発表をしました。ぼくは面白いことを言う担当みたいなので‥


かつての日本では、「郷土」という概念は「郷土読本」などといった教科書のなかにしかなかったもので、
それはまるで非実在のもののようでありました。
しかしながら、「郷土史」が存在しないという文化状況は残念ながら今も変わっていないのです。
というようなことを述べ、その過去の非実在ぶりを事例を入れて逆説で語ってみました。

しかし思ったより笑いがとれず、残念。
五人くらいは吹き出してくれたのですが、全員を笑わすにはさらに工夫が必要か。
ぼくが相当真剣なまなざしをしていたから、笑ってくれなかったのではないか。

そう考えていたら
その真剣さと演説スタイルが可笑しいという意見をいただきましたが、
歴史はいつもまじめな顔をして語られるのです。