2012-01-01から1年間の記事一覧

生きる方法(今年の成果)

今年は論文をぼつぼつ書きましたが 今年中にでなかったものもあります。 そのひとつ。 修験道関係のあたらしい論文を書きました。 媒体などは内緒ですが、わりと一生懸命書いたものです。 (近世の修験道) 近世以降の修験道は、どう考えても「死なずに世間…

「死なずに世間に背く手段」

『修験道史研究』(和歌森太郎)は、歴史民俗学の教科書的な本のひとつですが、 序文のところに意外とラディカルな和歌森の言葉があったのを、いまなんとなく思い出しました。 「このようなこと(山に入ること)は、宗教家といわれるほどのものではなくとも…

12月のひつじ大学地域講演会

12月のひつじ大学地域文化講演会の紹介 演題「吉井山伏 矢田坊の話」 講師 久保康顕 先生 東京都市大学環境情報学部非常勤講師 江戸時代の吉井には、矢田坊や不動院という山伏がいました。 山伏はかつて、神主、僧侶とならんで庶民に身近な宗教者でした。 …

群馬の魅力を発信

上毛新聞のオピニオン21の今季メンバーになりました。 オピニオン21は、投稿欄とおなじ頁にある囲みの論説記事です。 7回くらい寄稿する予定ですが、これまで勉強してきた楽しい神話や伝説の話をとりあげて、 群馬の古くて新しい魅力を再発見してゆきま…

11月のひつじ大学地域文化講演会

11月の地域文化講演会のご案内です。 11月17日(土)甘楽谷の宗教と文化 佐藤喜久一郎 今回は私の担当です。 甘楽谷というのは、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、 群馬県の西部は、川が刻んだ谷沿いに文化がひらけた場所です。 とくに、甘楽…

「地域文化講演会」の予定

11、12月の地域文化講演会の予定です。 11月17日(土)甘楽谷の宗教と文化 佐藤喜久一郎 12月15日(土)吉井山伏矢田坊の話 久保康顕 日時未定 鎌倉時代の上野国(仮題) 阿部能久 以上。

【10月のひつじ大学 地域文化講演会】

10月のひつじ大学地域文化講演会のご案内をいたします。 演題「多胡碑と吉井藩ー記念碑と地域社会ー」 講師 吉井郷土資料館 中嶋義明 先生 古代の建郡碑である多胡碑と、近代の旧吉井陣屋を記念する吉井藩治址碑 二つの碑の意義や建郡の背景などを、対比さ…

【告知】ひつじ大学地域文化講演会 定例9月

9月のひつじ大学地域文化講演会のご案内をいたします。 演題「延喜式に見る古代の上野国」 講師 上武大学経営情報学部教授 中村光一 先生 日時 9月8日(土) 午後 13:30 開場 14:00 講演会開始 入場料 無料(資料は300円で配布)予約不要 場…

【ひつじ大学】夏の特別講演会 7月 いつもと日にちが違います

7月の「ひつじ大学」夏の特別講演会のご案内をいたします。 タイトル「甘良谷の物部氏と式内社 貫前神社の創建ー多胡郡建郡への道ー」 講師 ひつじ大学特別講師 神保侑史先生 今回は、辛科神社の宮司であり、多胡碑記念館元館長、群馬県埋蔵文化事業団元事…

【告知】ロマンな渡来人を質す対話の会

ひつじ大学 地域文化講演会 六月講座のタイトルが決りましたのでご案内いたします。 「ロマンな渡来人を質す対話の会ー吉井における渡来人研究の現在」 「古代のロマンにあふれた渡来人について、その実体を民俗学と考古学の分野から厳しく追求し、ユニーク…

【活動報告】多胡碑のロマンを辿る対話の会

今月もなごやかな雰囲気で勉強会が終わりました。 秋池先生から多胡碑の材料に使われた「多胡石」について詳しいお話をお伺いしました。 これからの地域史の研究には、自然科学的な知識も必要です。 文書や伝承でなく、 石自体からどれだけのことが分かるの…

【告知】ひつじ大学地域文化講演会 月例(5月)

2012年5月19日(土曜日)月例のひつじ大学地域文化講演会を行います。 テーマ「多胡碑のロマンを辿る対話の会」 登壇者 元 群馬県立文書館館長 秋池武先生 元 多胡碑記念館館長 久保信太郎先生 高崎市教育委員会による多胡碑(周辺地域)の発掘調査が進んで…

テレビ 机の上

作業の様子。 監修をはじめるとこんな感じで本だらけになります。 机の上を整理しなくては。

4月21日 淡路博和先生講演会

高崎市吉井産業文化会館小ホール。 ひつじ大学の定例講演会を行いました。 「なお壮図を抱いて」 新島襄(新島七五三太)の生涯について淡路博和先生のお話を伺いました。 雨でお足もとのわるい中、多くの方にお運びいただきありがとうございます。 大河ドラ…

戦国鍋TV再開!

明日からぼくが監修したTV番組がはじまります。 正確には再開ですね。 前のシーズンでは須賀先生、渡邊先生、千葉先生とご一緒させていただいたお仕事なのですが、 今シーズンからはぼくひとりということになり、なかなか責任重大です。 今日はさっそくに、…

大橋訥菴(この記事は途中)

関口隆正のなにげない一言がどうしても気になり、一念発起して大橋訥菴の全集を読み出した。 この人については通りいっぺんの知識しかないが、 じっさいに書いたものにふれてみると、 世間一般のイメージはだいぶステロタイプ化されている。 なにごとも現物…

大ダイジェスト版 民俗学世界大全

現代民俗学会の研究会にいってきました。 「社会学・口承文芸学におけるオーラリティ研究の展開―教育大系統の民俗学を相対化する」 教育大系統?相対化されてしまうの? 気になる。気になる。たいへんなことだ。 研究会の案内より 「オーラリティやナラティ…

本庄市訪問(本庄事件以来)

本庄市のおまつりにでかけ、行者さんたちの験くらべを見学。 楽しい一日でした。 山岳宗教研究の先輩から「豆煎り護摩というのをよく見て勉強しておくといいよ」とのアドバイス。 それをゆっくり拝見。 さくらの花も満開でした。 さいごはお土産を買って帰宅…

twitter連携

twitterとの連携をはじめました。

本が発売になりました

この間紹介した本がそろそろ発売になって、幾人かの方から感想を頂きました。 僕の論文は頁数が限られていたので、あまり寄り道ができなかったのですが 本筋と関係ないところで面白いのは、 あの論文の最初のほうにでてくる関口隆正が、大橋訥庵のおいである…

アマゾンは早い

もう少ししたら告知しようと思ったんですが、 去年日本民俗学会で発表した内容を、 論文にして、 今度出る新しい論文集に寄稿しました。 ぼくのが最初に載っているようです。 いつごろ出るだろうと思い ネットで検索してみたら、 もう予約が掛かっていたので…

旅の道連れ

急な江戸ブームがやってきて、 ことのところ毎日、いろいろな名所図絵や随筆などを開いて調べものをしたり なにかしら地図に書き込んだりしている。 古書店で手に入るものは、大急ぎで集めた。 あるセットものの本は前の持ち主が大事にしていたもののようで …