ひつじ大学 四月の地域文化講演会

本年度のひつじ大学では、年間テーマとして「群馬の近代思想」を勉強します。

受講者や地域の方々からの希望をまとめ、
先月の運営委員会議で、以下のような授業タイトル案(仮)を決めました。

大河ドラマがおもしろいので、地元群馬でも改めて勉強したいという声が多く、
やる気がでたところで、
近代思想の勉強をしましょう。


�@「新島襄
�A「内村鑑三
�B「群馬のキリスト教教育」

�C「廃娼運動と自由民権運動
�D「純潔運動とキリスト教社会主義


当初は以上の順に勉強会を行う予定でしたが、
講師の都合にあわせ、順番を変更します。

4月はまず、�Dからです。
私(佐藤)が担当し、「群馬純潔同盟」の歴史をお話します。


専門家にもあまり知られていませんが、

「群馬純潔同盟」は、私の生まれ故郷、伊勢崎市の人たちが中心でできた組織です。
「純潔町政」なとどいわれる、大正時代のリベラルな伊勢崎町政が破綻したあと、
その関係者によって結成されました。

その意味でも、感慨無量です。

群馬は、廃娼運動など、女性解放の運動が盛んな地域として知られますが、
「群馬純潔同盟」は、
昭和初期、暗い時代を前にして、
一連の運動のしめくくりのようにつくられた、全県単位の大組織です。

関係者に直接お聞きした、ここだけのエピソードを交え、
私の勉強の成果を発表します。

日時と講演タイトルはあらためてご連絡します。

それにしても、ひつじ大学でクリスチャンのお話をするのも、
しゃれのようで、なにか面白いですね。

なお、民俗学や考古学の勉強会も、
「地域文化講演会」として
例年通り行う予定です。